境界性人格障害とDV

境界性人格障害とDV

最近、境界性人格障害であると精神科医によって推定される芸能人が話題に上がりました。その芸能人(有名人)の方は、度重なるDVをパートナーに行い、世間で物議を醸しましたが、私は当人と面識は全くありませんので、個人情報を特定できるような記述はこの場では行いません。

この芸能人の方から被害に会ったという方からは約数年前より、相談を受けていました。内容は阿鼻叫喚の地獄絵図といった印象で、その方は数々の証拠をお持ちでした。その方から、週刊誌への寄稿、出演も求められましたが、上記理由と私は医師ではないという理由から、断りました。

その加害者芸能人はおそらく境界性人格障害ではない

この被害者の方は、その芸能人の方を「境界性人格障害なのではないか?」ということで、私に相談されていましたが、「私は違う」と感じました。

境界性人格障害とは自我基盤が神経症よりも脆弱でもろく、統合失調症よりは強固であるという丁度その境界域に存在するということで「境界性」人格障害と名付けられました。

しかしながら、自我基盤が脆弱であるという言葉をより平易な文言で形容すると、「自分に根拠のない自信が過度に欠乏している」と換言することができます。

通常、他害行動に出るのは、自分に根拠のない自信のある自我基盤が強固な人です。もっと平易な言葉で説明すると、明るく社交的で自分に自信のある人ほど、他害行動に出やすいということになります。

他方、自分に自信がない自我が脆弱な人は、他害行動にではなく、自責行動にでる傾向が強いです。要するに気が強い人(゠自我基盤が強い)ほど、他責傾向が強くなり、気が弱い人ほど(゠自我基盤が弱い)自責傾向に偏るというわけです。

他害行動に出るのは、のび太ではなく、常にジャイアンです。

DVと妄想性人格障害、反社会性人格障害の関連性

ここから読み取っていくと、境界性人格障害の被害に会ったという方の多くは、妄想性人格性障害、反社会性人格障害(サイコパス、ソシオパス)で、当該芸能人からDV被害を受けたという被害者の方のケースでは、加害者は強力な薬物(ドラッグ)の依存症もしくは脳への物理的ダメージからくる脳の機能障害(後遺症)を抱えている(た)のだと思います。

DV被害に会う人の特徴:

・ヒトがいい性格
・Noといえない性格
・依存性人格的なパーソナリティ特性を示す(誰をも安易に信用してしまいやすい)
・ジェンダー的には男性よりも女性に圧倒的に多い。

対策:

他人を無闇やたらに信用することを止める。基本的に、近代化された文明社会の多くは利害損得勘定によって成り立っているといっても過言ではないので、不審なほど親切な人や、優しい人は、何かを狙っている可能性が高く、そのような人を安直に信用してしまうことは、身を亡ぼすことにつながりかねない。

また、八方美人的な性格の人は、インドのヨガの行者、聖者、もしくは修験者(要するに瞑想の達人)を除いては100%存在しない。したがって、八方美人的な性格の人では、外面は非常にいいが、より親密な関係になると豹変し、DV魔になることも少なくない。

そのため、DV被害に会いやすいと自覚している方は、常にこのようなことを頭に入れ、無闇やたらに人を信用することをやめるようにすると良い。

DVを行う人の特徴:

・妄想性人格障害や反社会性人格障害である場合が多い
・反省能力に乏しいので、自ら自分の性格上の問題に気づきづらい
・圧倒的に男性が多い
・肉体労働(スポーツ、格闘技、土方など)に従事している(゠重労働をしていると男性ホルモンレベルが上昇するので、暴力的になりやすい)
・筋力増強剤、ステロイドのユーザー、薬物乱用者など

対策:

スポーツや格闘技であれば、このタイプの人が自身の性格上の問題を克服するうえで、良い指導者に巡り合うことが一つの契機になることがある。自分よりも人格的にも技術的にも優れた指導者に感服することで、自分自身の肥大した自己愛に気づき、このタイプの人は初めて真面目になる。

軍隊や格闘技の世界ではしばしば良い師匠との出会いにより、反社会的な人格傾向を克服していくということも多い。(例:不良少年、青年が良い指導者の元、軍隊生活や格闘技、武道を修することで真面目な人間になる。)

しかしながら、このような良いめぐり逢いがない限り、もともと自省心に乏しいこのタイプの人では、「生きるか死ぬか」というような生死の境をさまようような体験でもしない限り、自己正当化を繰りかえすだけで、何も変わらないことが、ほとんどというのが実情ではある。

まとめ

境界性人格障害の人がDVを行うことはまずないといってよく、境界性人格障害のDV被害に会ったという人のほとんどは、妄想性や反社会性人格障害の被害者であるという可能性が極めて高い。

その理由は、冒頭で述べている境界性人格障害の精神構造を理解すればより容易に理解できるだろう。

境界性人格障害とは神経症と統合失調症の境界域に存在し、自我基盤が弱い(自分に自信がない)からで、自分に自信がない気が弱い人ほど他害行動に出ることは少なくなるからである。

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(最終更新:2018/04/04)

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投稿者: bpdtreatmentblog

どうやれば境界性人格障害を完治できるのか世界最新の治療法を基軸に私経験も交え個人指導を行っています。沖仁宏

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